勇んで福祉事務所のカウンターに立ったわたしに対し、公務員の皆さんは若干疑わしい態度で
「手帳は…?」
と聞くのであった。
よくよく話をしてみれば、税金を使うものだけに、(お母さんが心配でー)みたいな理由だけでは受諾できない、ということだけははっきりさせなければならないらしい。
手帳はない。しかし医師の推薦はある。検査はまだだけども書類はすぐ用意できるという連絡をもらっている、と伝えると…ようやく頬の緩む、
私の担当(らしい)
公務員ぽんちゃん。
それまでは刑事ばりに鋭かった目が、親切な受付担当の表情になった。
そしてきっちりアドバイス。
「最初が肝心なんですよ」
***
安心感を、こどもにどれだけ持たせることができるか。それさえできれば、特製のある子はどんどん伸びる。
つまり、こどもを連れて施設を確認することがとても大事だというのだ。できれば、いくつか見ること。
むむむむむ
そういえば、そうである。彼は自分で決めた、納得したこと以外は基本的にやらないひとだ。
勇んでいた自分が恥ずかしくなる…
そうですね、そうですよね。そうか、はい、勉強になります、ありがとうございますと言って帰る私…
決めるのはお子さんですよ、
お子さんのためにやること。
お母さんではないのよ
と言われちゃった気がした。しゅん。
***
ぽんちゃんは親切かつ冷静な、よい担当であった。笑 ついてるぜ。
とりあえず、候補施設のプレゼンをジョンに対してやってみるか、とおもっているのでした。
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