任天堂の岩田氏が逝ってしまった。
岩田氏は、いつも明確で簡素で、とても整理された思考を持っていた。彼はフィールドワークを恐れなかった。大量のひとと面談し、ありとあらゆるデータをほぼ無制限なサーバへ蓄積し、無数のパターンへ整理していった。方法論は、きっとひとつではなかった。これ以上ないほど最適化されたシステムが、彼のなかにはあった。
緻密なシステム構築を貫く理念は、なぜか素朴で、ほのあたたかい。
大量のパターンや方法論を受け入れられる器、それは優れたプログラマの必須事項であり、岩田氏は人に対してまで、その器を解放することのできた偉人なのだろう。
ご冥福をお祈りします。
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