備忘メモとカンニングの紙一重

もう新年入って10日も経ってしまいましたね…おくればせながら、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

近頃はTwitterにかまけまくり。いやはや楽しい。またジョンの毎日をちょっとでも良いものにできないかな、と試行錯誤する余裕もできてきました。昨年の10月ごろにおける混乱を思い出すと考えられなかったことで、2016年は幸先がいいなあと。

評判のいいcode.orgをTwitterでご紹介いただいて、はじめてみたりしています。これ、学習コースがレベルごとに設定されていて、独学しやすいですね。

冬休みの宿題は、私の完全管理によりw なんとか終了。

…道筋をつけさえすれば頑張れるジョンなんですが、もう少し自律させたほうがいいのか…いやいや、家族中が争いに巻き込まれてみんなで病むだけだ!と考え直したり。
塩梅とは個人差のあるものでしょうから、これはじっとこらえて試行錯誤する他ないんですかね。

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さて、ワーキングメモリが凹なジョン。かねてから、「こまめにメモをとろうね」と教えてきました。
はじめはどうにもピンときていなかったみたいですが、その便利さや記録しておく心地よさに気がついたようで。近頃は、割と備忘録をとるようになってきています。例えば、

★買い物へいくときのメモ(自分の買い物でなくて、野菜などでもメモしておくと親につきあいやすいらしい)
★ゲームのパスワード
★ゲームの武器の組み合わせやらなんやら
★学校に持っていくものの準備リスト

とかを自主的に書いている様子がしばしば見られます。

ワーキングメモリ欠乏w の先輩である私としては、すっごくいいこと!とほめていたのですが。
先日、なかなか難しい事案にぶつかりまして。

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塾でちょっとした小テストが行われました。先生の指示を聞き取り、覚え、問題を解くというシーンです。小学校受験でよくあるやつですね。ジョンは「忘れそうだったから」と、自主的に指示内容のメモをとってしまったのです。

それが結構、びしっと怒られまして。カンニングとみなされちゃったんですね。

指導されたその場で、ジョンはすぐ止めてましたが納得いかない表情。授業のあとすぐ、私のほうでフォローをいれました。

塾の方に事情を説明しようかとも思いましたが、まあふつうの先生ならこういう対応だろうな、と思っていったん保留しています。

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メモを自主的にとったことはとても偉かったこと、
お母さんはジョンが「ちゃんとできるように」工夫したことが、最高に嬉しかったこと。
しかし今回は目的が「覚えているか」を調べるテストだったから、メモがカンニングになってしまったこと。

テストっぽいな〜と思ったら、メモはやめておこう。と話して、あとはともかく褒めまくりました。しかしこれ、結構難しい問題だなあ…と思ったりして。
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大人でも、「メモをとっていい場か、とっていい空気か」の判断って、案外ケースバイケースじゃないかなと思うんですよ。

例えば怒られていて、すっごい叱責なんだけどその内容に重要な情報が含まれている場合。覚えておけば後々有効なんだけれど、聞いただけでは絶対に覚えられる自信がない。

メモがとれるかどうかは、まさに

空気

によるわけですよね。
その実態は、怒ってる人のタイプやら情報の種類やらに左右されていて、「怒られている」というパニック状況のなか冷静に判断しなければならない。

今怒鳴られたこと、覚えてなかったらまた怒られる?
身じろぎすらやばそうだけど、メモを強行したほうがいいのか?

メモをとる様子が真面目で本気、ととってもらえる場合もあるし、「今話してるんだから目を見ろよ、俺は本気だぞ」みたいに怒りに火を注ぐ場合も十分考えられる。特に小学校くらいでは、聴取での把握が優先されるきらいがあるような。メモとってる→手遊び、みたいな風潮がありますよね。

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ふつうの人よりワーキングメモリが劣る場合、メモはたいへん重要な味方です。

しかし、それすら空気を考えて使わなければならないんですよね〜社会という場所は。やはり総当たりで、こつこつ学習していくしかないのかなあ。

とりあえず小学校側には、この件は必ず共有しておきたいなと思います。

マイペースLIFE

物書き/ おばちゃんパート。凹凸兄弟&旦那あり。WEBのおうちはココです。

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